東洋医学の治療は何をやっているのですか

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手当

東洋医学にはいろいろな治療法があります。鍼、お灸、指圧、整体、マッサージ、カイロプラクティックなどです。

実際に治療を受けたことはなくても、名前ぐらいは聞かれたことがあるのではないでしょうか。こういった治療法は意外と身近なのかもしれませんね。

でもこれらがやっていることについては、なんだかよく分かりません。

体の不調をどうやって治そうとしているのか。またそれぞれの治療法がどう違うのかについても、きちんと説明されることは少ないようです。

そもそも東洋医学は、体をどのようにとらえて、どんな調整をするのでしょうか。

今回はこういった東洋医学の治療法について、何をやっているのか、どんな違いがあるのかなどを考えていきます。

(注:東洋医学にはさまざまな考え方があります。ですので、ここで書かれている内容は、あくまでも当院の考えであることをお断りしておきたいと思います。)

東洋医学の治療について

東洋医学がやっていること

最初に、東洋医学が何をやろうとしているのかについて考えます。

診断と治療

まず東洋医学はどのように体をとらえるのでしょうか。

東洋医学では、体の肉体的な変化だけでなく、体の働きが正しいかどうかに注目していきます。

むしろこちらの方に重きを置いているのかもしれません。

体が正しく働いていれば健康ですし、働きが悪くなっていれば不健康か、ひどくなると病気ということになります。

では、どうやって体の働きを調べるのかと言うと、それは、体のそれぞれの部分に正気(私たちの体を動かすエネルギー)があるかないかを見ていくのです。

正気は体を動かすエネルギーですので、正気があれば体の働きは正しくなり、正気が少なければ働きが悪くなるからです。

また、体の働きを妨げるもの(傷や変形や、溜まった水分など)があれば、邪気(経絡は何に使われるのですか)と呼ばれるものが生まれます。これについても調べていきます。

結局、体の働きを調べるために、体のいろいろな部分に正気と邪気があるかないかを確認していくのです。

ここまでが東洋医学の「診断」となります。

そして「治療」では何をするのかと言うと、正気が少なくなったところに正気を補い、邪気があるところから邪気を抜き取るのです。(実際は正気を増やすと、邪気は自然に出て行きます。)

こうすることで体の働きが正しくなり、調子の悪いところは楽になりますし、病気も早く治癒に向かいます。

東洋医学の治療とは、このようなことをやっていくのです。

つまり東洋医学では、体に正気や邪気があるかないかをとらえて、正気を増やして邪気を減らすということをやっていくのです。

整体や鍼灸など、なんとなく体を触っているようですが、実はこんなことをやっているのですね。

治療のポイント

このように、東洋医学の治療では「正気を増やし邪気を減らす」ということを行います。そして、実際にやっていくときにはいくつかのポイントがあります。

治療のポイント

  1. 経絡の流れをよくする
  2. 正気を増やす
  3. 邪気を減らす

上で挙げた「正気を増やし邪気を減らす」ですが、いきなりこれをやっていく前に、全身の経絡(けいらく)の流れ(気の流れ)をよくすることが大切です。

経絡は正気や邪気が通るパイプのようなものです。(経絡とはどんなもの)経絡の流れをよくしておくと、気の流れがよくなり、正気や邪気を動かしやすくなります。

これによって治療の効果が高くなるのです。

そして次に正気を増やしていきます。気の通り道である経絡を使って、適切なツボから正気を補うのです。(経絡での治療ってどんなこと

多くの場合は内臓や脳の正気が少なくなっていますので、これらにつながる経絡を用います。

さらに邪気を抜き取っていくこともあります。これにも経絡を使います。

ここで、実際にやっていくと分かるのですが、正気を十分に補うと邪気は自然に体から出て行きます。ですので、上記の1と2をしっかりやっていけば、邪気については何もしなくても大丈夫です。

(注:邪気を取り除くことを中心にする考え方もあります。当院では正気を補うことに重点を置いています。)

これら1〜3が(3はやらなくてもよいですが)、東洋医学の治療のポイントとなります。

ただ闇雲にやっていくよりも、このようなポイントを押さえてやっていく方が効果は高いようです。

いろいろな治療法でやっていること

ここまでの話で、東洋医学の治療がどんなものか少し分かってきました。ここからは鍼や整体など、実際の治療で何をやっているのか、それぞれどのような違いがあるのかについて考えます。

鍼とお灸

鍼とお灸は経絡へ刺激を入れて、体を調整していきます。経絡の適切なツボを使って、正気が少なくなったところへ正気を補うのです。

つまり鍼とお灸は、先ほどの「2.正気を増やす」(と「3.邪気を減らす」)を中心に行うのです。

更に、治療の際に経絡に刺激を入れますので、同時に「1.経絡の流れをよくする」効果もあります。

ですがこの効果については、次に説明する指圧や整体など、積極的に流れをよくする治療と比べると、劣るように思います。

このように鍼とお灸は、正気を増やすことを中心に行っており(同時に邪気も少なくなります)、また結果的に経絡の流れをよくする効果もある、ということになると思います。

指圧

指圧は、経絡やツボを指で丁寧に刺激する治療法です。

経絡を刺激しながら適切なツボを選んでいきますので、先ほどの「1.経絡の流れをよくする」と「2.正気を増やす」(と「3.邪気を減らす」)の両方をやっていく治療法になると思います。

上で挙げた治療のポイントを全て行っていく、理想的な治療となるのではないでしょうか。

ですが指圧にもいろいろなやり方があって、経絡やツボを意識せず、筋肉を中心に調整するものもあるようです。この場合は、「1.経絡の流れをよくする」効果だけとなり、次の整体などと同じになると思います。

整体、マッサージ、カイロプラクティック

これらの治療法は「1.経絡の流れをよくする」効果がとても高いです。

経絡の流れは、関節のまわりや硬くなった筋肉などで悪くなります。こういったところを動かしたり、揉みほぐすことで、流れをよくすることができます。

整体やマッサージは、関節だけでなく全身の筋肉を調整しますし、カイロプラクティックは背骨まわりの関節を中心に整えていきます。

ただこれらの治療法は、「1.経絡の流れをよくする」効果は高いのですが、正気は余り増えません。ですので、治療としては少し物足りないように思います。

その場合には、治療を受けたあとに正気を補う食事をするのがよいと思います。(エネルギー(正気)を増やす食事とは

またカイロプラクティックは背骨まわりの調整が中心となります。経絡は全身を巡っていますので、できれば背骨だけでなく、それ以外の部分の調整もしていくのがよいと思います。

おすすめの治療法は

いろいろな治療法を見てきました。ではおすすめの治療法は何になるでしょうか。

理想的なものは、先ほどの「1.経絡の流れをよくする」と「2.正気を増やす」(と「3.邪気を減らす」)の両方をやってくれる治療法と思われます。

すると、まずは指圧が挙げられます。

それから鍼灸と整体などを合わせてやっていくのもよいと思います

また整体やマッサージを受けながら、食事で正気をしっかり補うという方法もあります。

さらに、どの治療法も体の状態によって合う合わないがあります。また施術者との相性もあります。

ですので、実際に受けてみて効果を確認しながら選んでいくのがよいと思います。

まとめ

東洋医学の治療では何をやっているのかについて見てきました。

  • 東洋医学では正気と邪気の状態をとらえ、正気を増やして邪気を減らしていく
  • 「経絡の流れをよくする」「正気を増やす」(「邪気を減らす」)がポイント
  • 鍼灸と整体を合わせるか、指圧をうけるのがおすすめ

東洋医学にはいろいろな治療法があります。多くは流れをよくすることを中心にしているように見受けられます。

ですが、これでは治療としては少し物足りないものとなります。できれば正気を増やすことも意識するべきです。

また治療法や施術者との相性もありますので、実際に治療を受けてみて確認するのがよいでしょう。

そして自分に合う治療法を探すのも、なかなか楽しいものだと思います。

 

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