体の不調の原因は一つではないのです

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ルート

肩こり、腰痛、目の疲れなど、体にはいろいろな問題が起こります。

そしてこういった不調の原因は、一つと思われがちです。

例えば、

  • 疲れ目がひどいのは、パソコン仕事をやりすぎたせい
  • 今日は肩が凝るけど、これは昨日リュックサックを背負っていたから
  • このあいだ引っ越しの手伝いをしたから腰が痛む

などです。

でも実際はそれだけではないようです。東洋医学で見ていくと、いくつかの原因が重なり合っているように見えてきます。

今回は、痛みや不調の起こるようすについてまとめてみます。

痛みや不調が起こるのはなぜ

体の痛みや不調はどのようにして起こるのでしょうか。

東洋医学では、

正気が少なくなるため

と考えていきます。

(詳しくはこちらにまとめています 体の痛みや不調には段階があります

(正気と、後で出てくるATPについてはこちらをご覧下さい 私たちの体を動かすエネルギー

どうして正気が不足するのでしょうか

ではなぜ、正気が少なくなるのでしょうか。その理由はいろいろありますが、よくあるものに、

  • 正気を使いすぎてしまう
  • 正気が他のところへ移動する

の2つがあります。

正気はエネルギーですので、使うとなくなります。つまり体で何かをすると(筋肉を動かす、頭を使う、内臓を動かすなど、どんなことでも)、その部分の正気は少なくなるのです。

使いすぎて正気が少なくなると、痛みや不調がでてくることになります。

またそれとは別に、正気が他のところへ移動する場合もあります。

正気は食べ物から取り込まれ、経絡(けいらく)というルートを通って全身へ配られます。全身くまなく配られるのですが、そのあと体の中で移動してしまうことがあるのです。

どうして正気が移動するのかというと、それは他の部分で正気が必要となったからです。

これは正気の持つ特徴によるもので、正気は必要となったところへ自由に移動してしまう性質を持っています。(体はエネルギー(正気)を分け合って動いています

正気が移動するのはどんな時

では、どんなときに正気が移動していくのでしょうか。

例えば、次のような場合です。

  • 食べ過ぎ
  • 悩む・考え込む
  • 運動・疲労
  • 気候の変化(気温や気圧など)

これらは、すぐに正気を必要とすることです。

食べ過ぎた時には、しっかり消化をしなくてはいけませんので、胃腸にすぐに正気を送らなくてはなりません。

また考え事をすると脳で多くの正気を消耗します。正気が少なくなって脳が動かなくなると困りますので、正気を十分に送る必要があります。

運動などでは筋肉や心臓を動かさなくてはいけませんし、疲労回復は生命のための大切な働きです。

また気候の変化などでも、体温や自律神経を調整するために正気を移動させます。

これらは体にとって、すぐにやらなくてはならないことです。こういったことが起こると、他の部分は後回しになり、必要とするところへ正気が移動していきます。

このように体に何か急いでやらなくてはならないことが起こると、そちらへ正気が移動してしまうのです。

痛みや不調はいくつかの原因で起こっています

ここまでを簡単に振り返ってみましょう。

  • 痛みや不調は正気が少なくなることで起こる
  • 正気が少なくなるのは、正気を使う場合と、正気が他のところへ移動する場合がある
  • 体の他のところで正気が必要になると、正気はそちらへ移動していってしまう

といったところです。

ここで、痛みや不調の起こり方についてあらためて考えてみます。

まず痛みや不調は、その部分を使うことで出てきます。これはその部分を使うことで正気が少なくなるからです。

これともう一つ、正気が他のところへ移動することでも痛みや不調は出てきます。他のところへ正気を取られて、正気が少なくなるためです。

痛みや不調

痛みや不調は、このようにして引き起こされるようなのです。

これらのことについて、一つ例を挙げて見てみたいと思います。

例を挙げて考えてみます

Aさんは疲れ目で悩んでいます。仕事ではパソコンを使いますが、いつも疲れ目が出てくるわけではなく、調子のいい日と悪い日があるといった状態です。

Aさんの疲れ目の原因は、一つは目を使う「パソコン仕事」になると思います。でも実際はそれだけではなくて、ほかの原因も隠れているのです。

まずAさんの目にある正気に注目してみましょう。

疲れ目1

Aさんの目にある正気の量をグラフにしてみました。図の線のところよりも正気が少なくなると、目の働きが悪くなって疲れ目がでてくるとします。

朝食や昼食から正気を補って、Aさんの目にはもともと左側の量の正気があります。

そしてパソコン仕事で正気を使うので、仕事が終わった時には、右側の量の正気が残ることになります。このときは正気の量は線を下回っていませんから、疲れ目はでてきていません。

今度は次の場合を考えてみます。

この日は上司との面談がありました。Aさんはとても気を使ってすっかり疲れてしまいました。すると疲れ目がでてきました。

疲れ目2

このときの正気の量をグラフにしたものです。いつものパソコン仕事に加えて、今日は上司との面談がありました。

上司と面と向かって話をするのはとても気を使います。「気を使う」ということは頭がフル回転しますので、脳でたくさんの正気を使うことになります。

この正気は体のあちこちから集められますので、目の正気も脳へ移動していきます。

すると目の正気の量が線を下回ってしまいました。このようにしてこの日は疲れ目がでてきてしまったのです。

さらにもう一つの場合を考えてみます。

上司との面談ですが、面談の部屋がとても寒くすっかり冷えてしまいました。今は冬なのですが暖房の調子が悪かったようです。すると疲れ目はとてもひどく、Aさんは辛い思いをしました。

疲れ目3

同じようにグラフにしてみました。今回はパソコン仕事と面談に加えて、「体の冷え」が起こりました。

体が冷えると体温を維持するために、私たちの体にはいろいろな仕組みが用意されています。こういった仕組みをフル活用するために正気が必要となります。

このときも目から正気が移動していくことになります。

すると目の正気は先ほどよりもさらに少なくなりました。正気が少ないので疲れ目はいつもよりもひどくなったのです。

痛みや不調の原因は一つではありません

このように見ていくと、痛みや不調が一つの原因から起こっているのではないことが分かってきます。

上の例では、「パソコン仕事」や「面談」や「体の冷え」などが疲れ目の原因となっていました。このように正気を消耗するいくつかの原因が重なって、痛みや不調がでてきているのです。

痛みや不調を防ぐためには

正気を消耗するいくつかのことが、痛みや不調の原因になることが分かってきました。

ここで、「正気を消耗することとは?」という疑問がわいてくるかもしれません。

正気は体を動かすエネルギーですので、体で起こるどのようなことでも正気を消耗することになります。

体が自然にやっていることや(内臓の働きなど)、私たちがやろうと思ってやっていることなど(考え事や運動など)、どんなことでもです。

すると、体で起こるどんなことでも痛みや不調の原因になるということになります。

これはちょっと困りますよね。どうすればいいでしょうか。

どんなことに気をつければいいでしょうか

正気の消耗を防ぐ

正気を使うことは、大きく分けると次の3つになります。

  1. 体がいつも自然にやっていること(内臓の働きや、体の修復など)
  2. 必要なことが起こったら体が自然にやること(消化や月経など)
  3. 私たちがやろうと思ってやること(体を動かすこと、頭を使うことなど)

これら全てが正気を消耗することなのですから、できるだけ余計なことをしないようにしていくことが大切です。

どこを省略することができるでしょうか。おそらく2と3になると思います。

1は私たちの意思とは関係なく、体が生命の維持のためにやることですので、これを省くことはできません。

2は私たちの意思で省くことが少しできます。主なものは食事です。食事の量を適量にしたり、ダラダラと食べ続けたりしないようにすることで、消化器でつかう正気の量を少なくすることができます。

同じ理由で、お酒の量も控えめにすることが大切です。

3は積極的に正気の消耗を抑えることができる部分です。夜更かし、運動しすぎ、考え過ぎなど、体に負担をかけることをしないようにすることで、正気の無駄遣いを防ぐことができます。

  • 食事の量を適切に、ダラダラ食べ続けないようにする
  • お酒は控えめに
  • 体に負担をかけないようにする
  • 何ごともやり過ぎないように

正気の量を増やす

またもともと体にある正気の量を増やすことも大切です。正気がたくさんあれば、少しぐらい無駄遣いしても大丈夫なわけですから。

そのためには正気を多く含むものをしっかりと食べるようにしていったり(エネルギー(正気)を増やす食事とは)、東洋医学の治療を受けていくことがお勧めです。(東洋医学の治療は何をやっているのですか

  • 正気を増やすように心がける(食事や東洋医学の治療)

まとめ

体の不調の原因は一つではない、ということについて見てきました。

  • 痛みや不調は、正気を消耗するいくつかのことが重なって起こっている
  • 体で起こるどんなことでも痛みや不調の原因になる
  • 正気の消耗を防いだり、正気を増やすようにしていくことが大切

体の痛みや不調は、一つの原因で起こっていると思われがちです。でも東洋医学の考えで見ていくと、いろいろな原因が重なって起こっていることが分かってきます。

正気を無駄遣いしないことと、普段から正気をしっかり補っていくことが大切になります。

 

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