肩こりの原因 肺の疲れからも起こります

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肩こり

肩こりの原因といえば、姿勢や血行の悪さが思い浮かびますが、東洋医学で見ると次のような原因も見えてきます。

  • 胃腸の疲れ
  • 心臓の疲れ
  • 肺の疲れ

すこし意外に思われるかもしれませんが、これらも肩こりと関係が深いのです。

これまでの記事では「胃腸の疲れ」と「心臓の疲れ」についてまとめました。

胃腸の疲れ:肩こりの意外な原因について

心臓の疲れ:肩こりの原因 心臓の疲れからも起こります

今回は「肺の疲れ」から起こる肩こりについてまとめてみたいと思います。

肺の疲れと肩こりの関係はどんなものでしょうか。そもそも肺の疲れとは何でしょうか。少しずつ説明していきます。

肩こりについて これまでの話をまとめると

これまでの記事から、肩こりについて次のようなことが言えます。

  • 肩こりは、鎖骨と肩甲骨の動きの悪さから引き起こされる
  • 鎖骨や肩甲骨を通る経絡(けいらく)の流れが悪くなると、これらの動きが悪くなって肩こりとなる

鎖骨

これが鎖骨です。胸と肩をつないでいます。

肩甲骨

そして、これが肩甲骨です。肩の後ろの方にあります。

鎖骨や肩甲骨についている筋肉は肩につながりますので、これらの動きが悪くなると肩こりとなるのです。

また、経絡とは次のようなものでした。

  • 経絡は体をめぐるルート
  • 経絡は内臓(胃腸や心臓など)から起こる
  • 内臓が疲れると、経絡のルートに沿って筋肉が硬くなったり、皮膚が荒れたりする

(経絡について詳しくはこちらをご覧下さい 経絡とはどんなもの

経絡は心臓や胃腸などの内臓から起こります。そして内臓が疲れると経絡の流れが悪くなり、ルート上の筋肉が硬くなります。

つまり、鎖骨や肩甲骨を通る経絡の流れが悪くなると、これらの動きが悪くなって肩こりにつながるのです。

以前の記事では胃腸と心臓の経絡について考えました。これらは鎖骨や肩甲骨を通るので、胃腸や心臓の疲れから肩こりが起こることが分かりました。

では、肺と肩こりの関係はどうでしょうか。

肺の疲れから起こる肩こり

このように、肩こりは鎖骨や肩甲骨と関係が深く、またこれらを通る経絡とも関連しています。では「肺の疲れ」とはどのような関係があるのでしょうか。ここで肺の経絡を見てみましょう。

肺の経絡

肺経

肺の経絡(肺経)  出典:新版 経絡経穴概論 医道の日本社 2009年

肺の経絡は、肺から起こって鎖骨の下に出て、腕を下って行きます。図では線で描いていますが、実際には幅を持ちますので、肺の経絡は鎖骨の下の筋肉と深く関係を持ちます。

大胸筋

このあたりの筋肉が硬くなると、鎖骨が下に引っ張られて動きにくくなります。

肺の疲れも肩こりを引き起こします

肺の経絡は鎖骨の下を通ります。内臓が疲れると経絡の流れが悪くなることを合わせて考えると、肺の疲れと肩こりの関係が見えてきます。

  1. 肺が疲れてくる
  2. 肺の経絡の流れが悪くなる
  3. 鎖骨の下の筋肉が硬くなって、鎖骨の動きが悪くなる
  4. 肩こりとなる

このようにして、肺の疲れから肩こりが引き起こされるのです。

肺の疲れとは、どんなこと

「肺の疲れ」といっても、実際にはどんなことなのか想像がつきにくいと思います。ここでは、肺の疲れとはどんな状態なのかについて書いておきます。

(「肺の疲れ」という言葉を使っていますが、この表現や以下の内容は医学的なものではなく、私自身の経験や多くの方の体の変化から、このようなことが起きているのではないかと考えているものです。)

まず、肺の働きから考えてみます。

肺の働きは、体に酸素を取り込むことと、いらなくなった二酸化炭素を外に出すことです。

全身の細胞は酸素がないと死んでしまいます。そのために、肺は口から空気を取り込んで、血液のなかに酸素を送り込んでいます。同時に血液の中の二酸化炭素を取り出して、口から外に放出しています。

酸素がなくなると、細胞はあっという間に死んでしまいます。そのため肺は、絶えず呼吸をして酸素を取り込んでいるのです。つまり肺の中には多くの空気が出たり入ったりすることになります。

その量を計算すると、一日でなんと、2リットルのペットボトル5千本にもなります。

ペットボトル

そんな量の空気が出たり入ったりするわけですから、空気の質は肺に大きな影響を与えます。おそらく汚れた空気や冷たい空気は、肺にとって優しくないはずです。

  • タバコ
  • 大気汚染(PM2.5、黄砂、排気ガス、工業排煙)
  • ゴミなど(ハウスダスト、花粉)
  • 冷たい空気(口呼吸)

こういった空気を吸っていると肺に負担がかかるのです。そしてそれが長期間に及ぶと、肺が疲れてきて、鎖骨の動きが悪くなり肩こりを引き起こすのです。

実際に多くの方を見ていくと、このタイプの肩こりをよく見かけますが、症状はそれほど強くないように思います。むしろ「胃腸の疲れ」や「心臓の疲れ」による肩こりの方がはっきりと辛さを感じられます。

ただ長年に渡り汚い空気を吸い続けていると、徐々に肺の働きが悪くなり、ひどい肩こりが出てくるようになります。

つまり肩こりを引き起こす「肺の疲れ」とは、汚れた空気を長期間吸い込むことになると思われます。

肩こりのケアー 肺をいたわるにはどうすればいいですか

このタイプの肩こりは、肺に負担をかけないことが大切です。きれいな空気を吸うように心がけるのです。

  • タバコは控える(副流煙も)
  • マスクや空気清浄機
  • 大気汚染の日は外出を控える
  • 鼻呼吸

肺からの肩こりは、タバコを長年吸われた方で多く見られます。タバコは肩こりだけでなく他の病気の原因にもなりますので、なるべく控えるのがよいでしょう。また副流煙も問題となりますので分煙をうまく利用していきましょう。

大気汚染は、マスクや外出を控えることで対応できます。室内の空気に対しては空気清浄機を使います。PM2.5などは粒子が小さいので、壁や窓のすき間から部屋に入ってきます。飛んでいる日は窓を閉めていても空気清浄機を動かしましょう。

私たちの体は、鼻から空気を吸うようにできています。鼻から吸うことで空気が暖められ、冷たい空気を吸っても肺につく頃には体温と同じくらいの温度にすることができます。

また鼻呼吸は空気中のゴミも取り除いてくれますので一石二鳥です。口呼吸になっていないか注意して、普段から鼻呼吸を心がけましょう。

肺から起こる肩こりは、長期間汚れた空気を吸っていくとひどくなってきます。ですので、生活環境や職場がそうである場合は注意が必要かもしれません。

そうでなければ、普段から鼻呼吸やマスクなどに気をつけていけば、それほどひどい肩こりがでてくることはないものと思われます。

まとめ

肺の疲れから起こる肩こりについて見てきました。

  • 肩こりは鎖骨や肩甲骨の動きの悪さから引き起こされる
  • 肺の疲れ(長期間汚れた空気を吸う)から鎖骨の動きが悪くなり、肩こりとなる
  • 症状はそれほど強くないが、長期間肺に負担をかけるとひどくなる
  • タバコ、鼻呼吸、マスク、大気汚染などに注意する

肺の疲れから起こる肩こりは、胃腸や心臓から起こるものと比べて症状が軽いものです。ですが長い間タバコを吸い続けたり、空気の汚れた環境で生活していると、ひどい肩こりが出てくるので注意が必要です。

汚い空気は肩こりだけでなく、全身に対していい影響がありませんので、できるだけ避けるようにしていくのが健康にもよいのではないでしょうか。

 

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