スポンサーリンク

寒くなりました。寒がりの私は冷えに弱いのです。
冬になると、普通の人が見ると驚くぐらい着込みます。私にとってはちょうどいいのですが、家族には「ちょっと変」と言われたりします。
以前は雪だるまみたいだったのですが、最近は薄くて暖かい肌着が増えてきましたので、見た目は普通になってきました。ありがたい話です。
なぜ冷えに弱いのでしょうか。私の場合は「正気(せいき:私たちの体を動かすエネルギー)が足りない」からだと思います。
仕事柄、どうしても正気を消耗してしまいます。人を治すということはそういうことなのかもしれません。
いつも正気が不足しがちなので、体温を維持するエネルギーが足りなくなるようです。だから寒い季節は苦手なのです。
私の他にも、冷えに弱い方はいらっしゃると思います。
世の中ではよく「冷えは体に悪い」とか「冷えは万病のもと」と言われたりします。
今日はこれの意味について考えてみました。
「冷えは万病のもと」の意味について
冷えについては、あまり本格的に研究されたことはないように思います。
冷えといっても「何度からが冷えている」とは決められませんし、その人の感じ方だったり、感覚の話になりがちですので、真剣に研究しようとしてもなかなかやりにくいのだと思います。
でも冷えと体の関係については、東洋医学では古くから言われていますし、最近はお医者さんのなかにも、冷えと大きな病気の関係に注目する方もおられるようです。
冷えと体の関係について、東洋医学では古くから「冷えは万病のもと」といったりします。
これには2つの意味があるように思います。
冷えが病気の原因になっている
一つは、「体を冷やすと病気になりやすくなる」という意味です。
これは、このブログを長く読んでくださっている方はなんとなく分かっていただけると思います。
体を冷やすということは、体温維持に正気をたくさん使うことにつながります。つまり正気の無駄遣いになるわけです。
いつも体を冷やしているといつも正気が少なめになって、体のどこかで問題がおこるようになり、さらにその状態が続くと病気になってしまうのです。
このように、冷えは病気の原因になるのです。
冷えがあるということは、病気につながる何かがあるということ
もう一つの意味は、「体が冷えているということは、体に何かの問題がある」ということです。
体に問題があると、その部分で正気をたくさん使うことになります。
すると正気が少なくなってしまいますので、体全体に気血をめぐらせるエネルギーが足りなくなって、冷えが出てくることになります。
つまり、「いつも体のどこかが冷えている」ということは「いつも体に何かの問題がある」ということかもしれないのです。
(きつい冷え症はこの可能性が高いように思います。冷え性について東洋医学では)
この状態を放っておくと、いずれは何かの病気になってしまうかもしれません。
体を冷やしている、体が冷えている どちらもよくありません
このように考えると、「冷えは万病のもと」には二つの意味があるように思います。
「冷えは病気の原因」という意味と、「冷えは病気の警鐘」という意味です。
どちらにしても、冷えは体にとってよくないものです。
「体の冷えと病気にはなにも関係はない」という意見もよく聞きますが、これは正気に十分余裕がある人の場合です。
もともと体が丈夫な方(スポーツ選手など)や若くてエネルギッシュな方などです。
正気に余裕があれば少しぐらい冷やしても問題はないのです。
でもこういった方でも、大きな怪我をしたり、年齢を重ねたりして正気が少なくなってくると、冷えの影響を無視できなくなります。
また余裕があったとしても、体を冷やすとその分正気を消耗してしまいますので、長い目で見ると体にいいことはありません。
結果的に寿命が短くなったりするわけです。
このように正気を中心に見て行くと、やはり冷えは万病のもとなのです。
この記事がなにかの参考になりましたら、投票をお願いいたします。
この記事もよく読まれています
スポンサーリンク