ツボとはどんなものですか

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皆さんは「ツボ」というものについて耳にされたことがあるでしょうか。

ツボは体のいろいろなところにあって、指で押さえると体の痛みが和らいだり、毎日押さえると体調が良くなると言われたりしています。

押さえるだけで体調が良くなるなんて本当でしょうか。

先日このようなことがありました。

生理中で体調の悪い妻を見かねて、膝の上にあるツボを一つ押してあげました。すると、それから5分ほどで「なんか元気がでてきた」と言って、家事を再開することができました。

本当にこんなことができるのです。ちょっと不思議ですね。

でも、ツボがどんなものか、ツボを押すと体の中でどんなことが起こるのかが分かると、不思議ではなくなってきます。

今回はツボについて考えていきます。

(注:東洋医学には様々な考え方があります。この記事の内容はあくまでも当院の現段階での見解であることをお断りしておきます)

ツボとはどんなもの

ツボは経絡の穴なのです

まずツボは、東洋医学では正しくは経穴(けいけつ)と呼びます。経絡(けいらく:経絡とはどんなもの)の上にある穴という意味です。

ツボは体の上になんとなくちりばめられているような感じですが、実はそうではなく、経絡という体を巡るルートの上にあるのです。

(※注:実際は経絡の上にないツボもあり、これらは経外奇穴(けいがいきけつ)と呼ばれたりします。ここでは通常のツボについて話を進めていきます。)

そして、ツボは経絡の上にある「穴」と呼ばれています。どうして穴なのでしょうか。

穴と言うと、何かが出たり入ったりするイメージがありますが、ツボもその通りで、ツボを通して正気(せいき:私たちの体を動かすエネルギー)や邪気(じゃき:経絡とはどんなもの)など気の出し入れができるのです。

そのため、「穴」と呼ばれているのです。

つまりツボは、「経絡に開いた、気を出し入れできる穴」ということになります。

ここで経絡の図を見てみましょう。

胃経

これは胃の経絡(胃経:いけい)です。図は体表に現れた経絡だけを書いていますが、実際は肩から体の中に入って、胃などの消化器につながって股関節のあたりに出てくるルートがあります。

図にはたくさんの点があります。これらがツボとなります。ここに鍼を刺したり、お灸をしたり、指を当てることで、気の出し入れをすることができるのです。

ちょうど水道管の途中にある蛇口みたいなものです。ここから水を取り出したり、送り込んだりするわけです。

経絡の中には正気が流れていて、通常この正気は内臓から送られてきます。(経絡とはどんなもの

例えば胃経ですと、胃からやってくるのです。

ですがツボを使うと、逆にツボから正気を増やしたり、また邪気を取り除いたりすることができるのです。

このようにツボは、経絡の上にあって、気の出し入れができる穴ということになります。

体のある部分に直接つながるツボ

ツボがどんなものか少し分かってきました。そしてツボの中には、ちょっと変わった性質を持つものがあるのです。

どんな性質かと言うと、体のある部分に直接つながっていて、その部分へも気の出し入れができる、というものです。

ツボは気を出し入れする穴ですので、例えばツボから正気を増やすと、そのツボのまわりに正気が増えます。

でもこういったツボを使うと、それだけでなく、そのツボがつながっているところにもダイレクトに正気を増やすことができるのです。

ちょうどその部分への優先路のような感じです。

そしてつながっているところはどこかと言うと、それぞれのツボで違ってきますが、基本的にその経絡が巡っているところとなるように思います。

一つ例を挙げてみます。

胃経イメージ

この図は先ほどの胃経をイメージ図にしたものです。目のあたりから、足の人差し指までつながっています。途中別ルートが胃などの消化器へ入っています。

先ほどの「体のある部分に直接つながるツボ」を、赤丸でいくつか書きました。

例えばその中の一つ「足の三里」というツボは、胃に直接つながっているように思います。

実際に足の三里から正気を増やすと、まず足の三里のまわりに正気が満ちて行きますが、同時に胃にも正気が増えていきます。

なぜこのようなことが起こるのか、ちょっと不思議なのですが、足の三里と胃はとても関係が深いということなのだと思います。

そして、このようなツボは足の三里だけではありません。

胃経では他にも大腸や額につながるツボなどがありますし、さらに経絡は12本ありますので、こういったツボがたくさんあることになります。

このように、ツボの中には体のいろいろな部分に直接つながるものがあるのです。

ツボを使って体調を整える

ツボについていろいろと書いてきました。みなさんが持っておられたイメージと比べてどうだったでしょうか。

ポイントは、

  • ツボは経絡の上にある気の出し入れができる穴
  • ツボの中には体のある部分に直接アプローチできるものがある

というところです。

ここまでの話を踏まえて考えると、ツボを押さえた時にどのようなことが起こるか分かってきます。

まずツボを刺激すると、そのツボのまわりに刺激が入ります。そして同時に、そのツボが直接つながっているところにも刺激が入るのです。

ここで正気が増えるような刺激をすると、つながっているところにも正気が増えて、その部分の働きを正しくすることができます。

つまり、体のどこかに痛みがあったり、なんとなく調子が悪いという所がある場合、その部分につながるツボを使えば、これらを調整することができるのです。

ツボを押さえることで痛みを取り除いたり、体調を整えたりすることができるのは、このためです。

最初に挙げた生理痛の例では、子宮につながるツボを選んで、そこへ適切な刺激を入れたのです。こうすることで軽い痛みは取ることができます。

そして、このようなツボはたくさんあります。

こういったツボをうまく使うことで、体調を整えたり、痛みをやわらげたりすることができます。

日常生活で使えそうなツボと、押し方については、またまとめたいと思います。

まとめ

今回はツボについて見てきました。

  • ツボは経絡の上にあって、気を出し入れできる穴
  • 体のいろいろな部分につながるツボもある
  • ツボを押さえることで体のある部分に正気を増やすことができる
  • ツボを使って体調を整えることができる

「ツボ押し健康法」とか「○○に効くツボ」など、時折耳にすることがあると思います。

これらがどうして効果があるのか、今回の話を読んでいただければ、なんとなく分っていただけたのではないでしょうか。

ツボを押さえることで、体の調子の悪いところへ正気を増やすことができ、それによって体調を整えることができるのです。

ツボをうまく使うことで、いつも痛みが出てくところや、調子を崩しやすい部分を整えることができます。

その方法については、またまとめてみたいと思います。

 

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